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技術士の技事録

新米技術士が、IT技術動向・高度資格試験対策等、現役SE向け情報を発信します。

技術士第一次試験適性科目 平成21年度 Ⅱ-14

問題

技術者等が業務中,公衆の安全,健康,福利に係る緊急事態を発見した場合の対処方法として,1992年にアメリカ合衆国環境保護庁(EPA:Environmental Protection Agency)が作成した「リスクコミュニケーションの7つの基本ルール」があり,これを下表に示す。

下表のルールを読み,組織(企業)が実施する情報公開等に関するア)〜エ)の記述について,正しいものは◯,誤っているものは×として,適切な組合せを①〜⑤の中から選べ。

基本ルール 付記
1) 公衆を正当なパートナーとして受け入れ,連携せよ。 リクスコミュニケーションの目標は,リスクについて大衆が認識している社会をつくることであり,大衆の関心を発散させること,大衆の行動を変えることではない。
2) 注意深く計画を立て,その過程と結果について評価せよ。 社会には,興味,必要性,関心,優先,好み,組織の違う多数の市民が存在する。そのため,異なるリスクコミュニケーション戦略が必要とされる。
3) 人々の特に関心の持つ事項に耳を傾けよ。 地域社会の市民は,死亡統計やリスク評価の値よりも信頼性,信憑性,権限,管理,公平性等に関心がある。
4) 正直,率直そして透明性を高めよ。 信頼を得,データに信憑性があると確信させることは容易ではない。一度失えば,再び得ることはほとんど不可能である。
5) 他の信頼できる人々や機関と強調し,共働せよ。 リスクコミュニケーションを困難なものにする要因は,他の信頼できる情報との矛盾や市民の同意が得られないことである。
6) メディアのニーズに合わせよ。 メディアは,リスクよりも政策に,複雑なものよりも単純なものに,安全なものより危険なものに興味を持っている。
7) いたわりの気持ちを持ちつつ,はっきり話し,情熱を込めよ。 不注意なリスク情報の伝達は,人々を満足させない。リスクに関し,人々に知らせる努力を行うとともに,その内容としては,病期や怪我や死は悲劇であるということを認めたり,言ったりすることを妨げるものではない。人々は,十分な動機を与えられさえすれば,複雑なリスク情報を理解することは可能である。

ア)リスクコミュニケーションとは,我々を取り巻くリスクに関する正確な情報を,住民などの関係主体間で共有し,相互の意思疎通を図ることである。
イ)リスクコミュニケーションの過程では,客観的事実だけでなく政策も対象となるし,住民が漠然と感じている不安や不信感も重要なテーマとなる。
ウ)リスクコミュニケーションを実施するときに重要なことは,「疑惑を招かぬ徹底した情報開示」,「社会的視点からの判断」などである。
エ)リスクコミュ二ケーション戦略を事前にマニュアル化するときは,色々な分野や立場の人を入れて議論をして作成することが重要である。

選択肢

 
× × × ×
× × ×
× ×
×

 

答え

 ⑤

解説

ア)ルール1に該当します。

イ)ルール3に該当します。

ウ)ルール4に該当します。

エ)ルール2に該当します。