技術士の技事録

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技術士第一次試験適性科目 平成24年度 Ⅱ-10

問題

近年,従来は安全であると認識されていた施設が自然災害等により被災し,第一者に被害を発生させている。また,一般の産業や工事においても,安全を確保しているとされる機械や施工において事故が発生している。これらの経験を経て「安全」という言葉にはさまざまな側面があると多くの市民が認識するようになったと考えられる。「安全」の認識と対応に関するア)〜エ)の記述について,正しいものは◯,誤っているものは×として,最も適切な組合せを選べ。

ア)堤防の高さのように,ある確率で発生する外力に対して安全を確保しようとする施設においては,確率分布に基づくしきい値を用いて施設の強度や高さなどの抵抗力を決定している。この考え方に基づき,施設の強度や高さの設定根拠を上回る外力により施設が危険な状態になることを想定しており,受容すべきリスクとして設計している。
イ)自然災害や産業において安全性を高める手法としてリスクマネジメント手法が用いられる。リスクアセスメントによりリスクの重大性が評価されたものに対する対処方法としては,リスク回避,リスク低減,リスク移転,リスク保有などがある。
ウ)産業においては,職場の潜在的な危険性や有害性を見つけ出し,低減・除去するための手法としてリスクアセスメント等の実施が努力義務化されている。これは災害が発生していない職場であっても潜在的な危険性や有害性は存在しており,これが放置されるといつか災害が発生する可能性があることを考慮したものである。
エ)未経験なリスクに対して市民は過大や過小に評価する一般的傾向があるため,技術者は,自然災害や産業災害のリスクが一般市民に正しく伝達されるように,適切な助言を行う必要がある。

選択肢

 
×
× ×
×
×

 

答え

 ①

解説

ア)適切です。

イ)適切です。

ウ)適切です。

エ)適切です。