読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

技術士の技事録

情報工学部門の技術士が、IT技術動向、資格対策等を、勝手気ままに語ります。

技術士第一次試験適性科目 平成25年度 Ⅱ-12

技術士試験 一次試験 適性科目

問題

技術者が様々な活動を行うに当たり,経済性は不可欠な検討課題である。限られた予算のなかで最大の効果が得られるように努力するのはもちろんのこと,活動の透明性にも注意を払う必要がある。技術者がその活動を行うにおいて直面する経済的な課題と対応について,次の記述のうち,最も適切なものを選べ。

選択肢

技術者Aはあるプロジェクトにおいて技術面と予算面でのリーダーを任せられている。プロジェクトが進行するに従い費用がかさみ,予算内での完成は困難と予想された。しかし技術者Aには周囲に秘密にしている技術があり,最終的にはいくらか予算を超えるが,計画よりも良い形でプロジェクトを完成させられる確信がある。技術者Aは良いプロジェクト成果を出せば予算超過は許されると判断し,上司に報告することなくプロジェクトを遂行,予算は超過したものの完成させた。
技術者Bが担当するプロジェクトは,自社のBCP(Business Continuity Plan)に関係するものである。予算制約が厳しく,どのようにプラニングしても想定するすべての危機に対して対応することができない。悩んだ技術者Bは,複数ある危機のうち,その対策が安価なものから対応していくことにし,実施計画を取りまとめた。
技術者Cは複数のプロジェクトを任されている。プロジェクトの中間成果を報告する会議において,担当プロジェクトのなかで優先実施するものの抽出を求められた。どのようにして優先順位を決めるか悩んだ技術者Cは,費用対効果に着目し,計数できない要素は考慮しないことにして順位を定め,上司に提案したところ,計数できない評価項目を考慮するように指示された。計数できないものは技術者の主観であり客観性に欠けるので,技術者Cはこの指示を拒否し,報告書を取りまとめた。
技術者Dはあるプロジェクトを実施中である。予算管理も任されているが,少し予算超過する可能性がでてきた。プロジェクトをこのまま遂行したい技術者Dは,プロジェクトに必要な機器を,私費であれば問題ないと考え,購入して使用した。
技術者Eは実験を伴うプロジェクトの技術面と予算面でのリーダーを任せられているD実施中,実験の進捗が思わしくなく予定期間中にプロジェクトの完成は難しくなったが,その報告は上司に行い了承された。予算も余ることになったが,技術者Eはこれを未消化分として計上し,予算返上することにした。

 

答え

 ⑤

解説

① 独断による遂行は適当でないため、不適切です。

② 価格優先の判断は適当でないため、不適切です。

③ 独断による遂行は適当でないため、不適切です。

④ 私費の利用は適当でないため、不適切です。

⑤ 適切です。