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技術士の技事録

情報工学部門の技術士が、IT技術動向、資格対策等を、勝手気ままに語ります。

技術士第二次試験選択科目 平成25年度 Ⅲ-2

技術士試験 二次試験 選択科目

問題

社会保障・税番号制度(通称マイナンバ制度)の導入が2013年3月1日に閣議決定され,2016年1月の運用開始を予定している。国民に番号などのIDを決める制度は行政の効率化,電子化の促進などの目的で各国が推進しているが,その際に個人情報の保護への配慮のために方式設計の上でいくつかの点における差異が見られる。
ア)見えるIDと見えないID。前者は電話番号程度の長さで,用紙への記入が容易。後者は数十桁以上で,ICカド等から直接読み取ることを前提とするもの。
イ)オプンなIDとクロズドなID。前者は政府や民間などでの利用に特に制限を加えないもので,後者は政府など特定の機関での利用に制限するもの。
大綱によれば,導入予定のマイナンバ制度はクロズドな見えるIDで,開始当初には社会保障と税務に限定して行政機関内での利用に制限し,民間などでマイナンバを個人情報と共にファイルに記録することなどを法律で禁じるが,よりオプンな利用について,施行後3年を目途に再検討することになっている。一方,米国の社会保障番号(SSN)はオプンな見えるIDで,法律上取得は義務ではないが,銀行口座の開設の際に求められるなどの実際的な理由から大多数の国民(に限らない)が取得している。
マイナンバ制度に関して,以下の問いに答えよ。ただし,導入予定のマイナンバ制度への賛否を問うものでは一段エよ主組三注意主よ。

(1)政府が唯一無二性を保証したオプンなIDがあるとして?民間の情報システムの構築上,そのようなIDの存在によって実現可能な利便性を3つ挙げ,それぞれに簡単なユスケスを示せ。ここではそれぞれのマイナス面については述べなくてよい。

(2)見えるIDと見えなし\IDの利害得失について多面的かっ対照的に論述せよ。

(3)個人情報の保護とは具体的にどのような事態を防ぐべきものなのかについて,オプンなIDの利用を前提に多面的に論述せよ。行政の持つ情報と民間の持つ情報の両方を対象とし,それぞれのケスについて防止策と共に述べよ。

 

解説