技術士の技事録

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QC検定3級問題 データの取り方とまとめ方②

問題

 誤差とサンプリングに関する次の文章において、   内に入るもっとも適切なものを下欄の選択肢からひとつ選べ。ただし、各選択肢を複数回用いることはない。

  1.  真値が50(kg)であることがわかっている重りを、ひとつのはかりを用いて一定時間の間隔で5回測定した。その測定結果を下記に記す。

      50.2 50.3 50.1 50.2 50.2

     これらより、測定誤差の平均は (1) となる。これらの結果より、このはかりの測定値は上方に (2) があると考えられる。

    (1) の選択肢

    1. -0.3
    2. -0.2
    3. -0.1
    4. 0.0
    5. 0.1
    6. 0.2
    7. 0.3
    8. 50.1
    9. 50.2
    10. 50.3

    (2) の選択肢

    1. 分散
    2. かたより
    3. 修正
    4. 範囲
    5. 目盛

     

  2.  工程の不適合品率を調査するために、工程からランダムにn=500個の製品を抜き取り、不適合品数xをカウントしたらx=20だった。このとき、工程のことを (3) と考えることができる。また、データから求めた不適合品率p=x/nは (4) である。

    (3) (4) の選択肢

    1. 統計量
    2. 集合
    3. 母数
    4. 分散
    5. サンプル
    6. 母集団
    7. 同じ値
    8. 異なる値
    9. 連続的な値

 

解答

(1) (2) (3) (4)

解説

 誤差とサンプリングに関する知識を問う問題です。

(1)

 5回の測定の測定誤差は、測定値から真値を引いて求めます。与えられた5つのデータから真値の50(kg)を引くと、
  0.2 0.3 0.1 0.2 0.2
となります。これらの測定誤差の平均値は、
  (0.2+0.3+0.1+0.2+0.2)/5=0.2
となります。

(2)

 測定誤差はいずれもプラスの値であることから、情報に偏りがあることがわかります。

(3)

 母集団とは、考察の対象となる特性をもつすべてのものの集団と定義されています。設問の場合は、不適合品率を調査する対象である工程が母集団となります。

(4)

 サンプリングされたデータから求められた値は、「統計量」です。