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技術士の技事録

新米技術士が、IT技術動向・高度資格試験対策等、現役SE向け情報を発信します。

ST H22秋 午後Ⅱ 問3

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既存製品の性能向上,機能追加を目的とした組込みシステムの製品企画について

 自社の組込みシステムの既存製品に対して,市場での競争力を強化するために,性能向上や,機能追加を図ることがある。例えば,省エネルギー化,小型化,大型化,長寿命化,高速化などによって,他社よりも優れた製品を提供できれば,市場で訴求力を発揮できる。
 性能向上,機能追加の内容は,製品の特性,背景などによって異なる,製品企画の立案に際しては,どの場合も,性能・機能に対する社会の要請及びユーザ二ーズを見極める必要があり,次のような項目について考慮することが重要である。

  • 実現すべき性能・機能とコストとの関係
  • 実現すべき性能・機能と自社保有技術との関係
  • 製品のライフサイクル,販売開始時期,販売価格などの戦略
  • 関連技術の動向及び知的財産
  • 拡張性及び柔軟性

 あなたの経験と考えに基づいて,設問ア〜ウに従って論述せよ。

設問ア

 あなたが携わった“性能向上,機能追加を目的とした組込みシステムの製品企画”の背景と概要について,既存製品の性能・機能,特徴とともに,800字以内で述べよ。

設問イ

 設問アで述べた製品企画を立案する際に調査し,検討した項目及びその内容を,800字以上1,600字以内で具体的に述べよ。

設問ウ

 設問イで述べた内容に基づいて立案した製品企画では,どのような性能向上。機能追加を盛り込んだか。また,立案した製品企画を実現するために,どのような点について配慮したか。立案した製品企画に対する現在のあなたの評価及び他者の評価を含めて,600字以上1,200字以内で具体的に述べよ。

 

IPA公開情報

出題趣旨

 既存の組込み製品に対して性能向上,機能追加によって,競争力を強化した製品を企画することがある。ITストラテジストとして,このような製品企画を立案するためには,必要かつ必要かつ十分な項目について調査し,検討することが重要である。
 本問は,既存製品に対する性能向上や機能追加を題材として,このような製品企画を立案するに際して,どのような点について検討し,どのような内容の企画を立案したのかについて,具体的に論述することを求めている。論述を通じて,ITストラテジストに必要な分析力・企画力・行動力などを評価する。

採点講評

 問3(既存製品の性能向上,機能追加を目的とした組込みシステムの製品企画について)は,組込みシステムの製品を対象とする問題であり,2回目となる今回は前回に比べて選択者が増加した。論述された内容の多くは,対象とした組込みシステムの製品が具体的で,実務経験をうかがわせるものであった。しかし,製品企画の立案に際して検討した内容については,一般論に終始し,その分析が浅く,論術が不十分なものが見られた。また,一部に,既存製品の性能向上,機能追加をテーマにしていないものや設問の趣旨と異なる内容の論述も散見された。