問題
環境保全,環境管理に関する次の(ア)〜(オ)の記述について,正誤の組合せとして最も適切なものを①〜⑤の中から選べ。
(ア)環境基本法に基づく環境基準とは,大気の汚染,水質の汚濁,土壌の汚染,悪臭,騒音,振動及び地盤沈下に係る環境上の条件について,それぞれ,人の健康を保護し,及び生活環境を保全する上で維持されることが望ましい基準をいう。
(イ)戦略的環境アセスメント(SEA)とは,個別の事業実施後に環境影響を継続的にモニタリングし,その結果を環境改善に役立てることをいう。
(ウ)カーボンフットプリントとは,食品や日用品等について,原料調達から製造・流通・販売・使用・廃棄の全過程を通じて排出される温室効果ガス量を二酸化炭素に換算し,「見える化」したものである。
(エ)地球温暖化防止に向けた対策における適応策とは,地球温暖化の原因となる温室効果ガスの排出を削減して地球温暖化の進行を食い止め,大気中の温室効果ガス濃度を安定させる対策のことをいう。
(オ)製品に関するライフサイクルアセスメントとは,資源の採取から製造,使用,廃棄,輸送など全ての段階を通して環境影響を定量的,客観的に評価する手法をいう。
選択肢
ア | イ | ウ | エ | オ | |
① | 正 | 誤 | 誤 | 誤 | 正 |
② | 正 | 誤 | 正 | 誤 | 誤 |
③ | 正 | 正 | 誤 | 正 | 正 |
④ | 誤 | 正 | 正 | 正 | 誤 |
⑤ | 誤 | 誤 | 正 | 誤 | 正 |
答え
⑤
解説
(ア) | 環境基本法では、悪臭・振動・地盤沈下は指定されていないため、不適切です。 |
(イ) | 戦略的環境アセスメントは事業実施前から行うもののため、不適切です。 |
(ウ) | 適切です。 |
(エ) | 適応策ではなく、緩和策の説明となっており、不適切です。 |
(オ) | 適切です。 |