問題
平成22年版環境・循環型社会・生物多様性白書における温室効果ガスに関する次の記述のうち,正しいものはどれか。ただし,温室効果ガス排出量は,二酸化炭素換算したものとする。
選択肢
① | わが国が2008年度に排出した温室効果ガスのうち,二酸化炭素の排出量は全体の9割以上を占めている。 |
② | わが国の2008年度における二酸化炭素の排出量を部門別に比較すると,産業部門が最も多く,次いで家庭部門である。 |
③ | 気候変動に関する国際連合枠組条約では,2050年までに温室効果ガスの大気中濃度を自然の生態系や人類に危険な悪影響を及ぼさない水準で,安定化させることを目的に掲げている。 |
④ | 1997年の気候変動枠組条約締約国会議において,先進各国の温室効果ガス排出量について,法的拘束力のある数量化された削減約束を定めたパリ議定書が採択された。 |
⑤ | 2009年の気候変動枠組条約締約国会議において,中国やインドなどの途上国に対しても,温室効果ガスの排出量の基準年から削減させる数値目標を定めた。 |
答え
①
解説
① | 適切です。 |
② | 二番目は、家庭部門ではなく運輸部門であるため、不適切です。 |
③ | 気候変動に関する国際連合枠組条約では、具体的な年は明示されていないため、不適切です。 |
④ | 採択されたのはパリ議定書ではなく、京都議定書であるため、不適切です。 |
⑤ | 途上国とみなされている国は削減義務を負っていないため不適切です。 |