材料の強度に関する次の記述の, に入る語句の組合せとして,最も適切なものはどれか。
下図に示すように,プラスチックの定規に手で ア を与えて破壊することは難しいが, イ を加えると容易に変形して抵抗をなくしてしまう。これが ウ 現象である。設計に使用される許容応力度は,材料強度の特性値である設計基準強度を エ で除して決められている。
ア | イ | ウ | エ | |
① | 引張力 | 圧縮力 | 剥離 | 安全率 |
② | 圧縮力 | 引張力 | 剥離 | 安全率 |
③ | 圧縮力 | 引張力 | 剥離 | 弾性率 |
④ | 引張力 | 圧縮力 | 座屈 | 安全率 |
⑤ | 圧縮力 | 引張力 | 座屈 | 弾性率 |
答え
④
解説
プラスチックの板の両側を引っ張ると壊れにくいが,押し潰すと壊れやすいことはイメージしやすいと思います。このような圧縮するように力を加えていって,ある時点で急に変形する現象を座屈といいます。また,許容応力度(材料が破壊されない最大の応力)は,設計基準強度÷安全率で求められます。
したがって解答は以下の通りとなります。
- 引張力
- 圧縮力
- 座屈
- 安全率