技術士試験ナビ

技術士試験対策・テキスト・過去問題解説を発信します。

技術士第一次試験専門科目 平成28年度 Ⅲ-7

 プロセッサのアーキテクチャに関する次の記述のうち,最も適切なものはどれか。

① 1 ステージが P ナノ秒で実行されるステージ数 D のパイプラインにおいて,N 個の命令の実行が完了する最短時間は,N×P/D ナノ秒である。

② VLIW 方式では,複数個の命令が同時に実行されるが,命令の実行中に命令間の依存関係をプロセッサが検知した場合には,命令の実行が中断される。

③ スーパースカラとは,複数個のパイプラインをプロセッサに備えることにより,パイプラインハザードを回避する技術である。

④ スーパーパイプラインとは,命令実行の各ステージを細かく分割することにより,パイプラインの動作の効率を向上させる高速化技術である。

⑤ パイプラインにおける構造ハザードとは,プログラムにある条件分岐が原因となりストールする現象である。

 

 

答え

      ④

解説

① 1 ステージが P ナノ秒で実行されるステージ数 D のパイプラインにおいて,N 個の命令の実行が完了する最短時間は,N×P/D ナノ秒である。
この条件での命令時間は,(N+D-1)×P であるため,不適切です。

② VLIW 方式では,複数個の命令が同時に実行されるが,命令の実行中に命令間の依存関係をプロセッサが検知した場合には,命令の実行が中断される。
VLIW 方式では,命令間の依存関係検出はコンパイラで行われるため,不適切です。

③ スーパースカラとは,複数個のパイプラインをプロセッサに備えることにより,パイプラインハザードを回避する技術である。
スーパーパイプラインの説明であり,不適切です。

④ スーパーパイプラインとは,命令実行の各ステージを細かく分割することにより,パイプラインの動作の効率を向上させる高速化技術である。
適切です。

⑤ パイプラインにおける構造ハザードとは,プログラムにある条件分岐が原因となりストールする現象である。
制御ハザードの説明であり,不適切です。