EVM(Earned Value Management)で進捗管理を行ったプロジェクトがある。当初は計画を上回るペースで開発が進んだが,途中問題が発生したため遅延状態となった。そこでリカバリーを目的として計画より増員したため,費用が超過した。このプロジェクトを説明するEVM実績推移グラフとして,次のうち最も適切なものはどれか。
答え
③
解説
① ✖️ 後半でCPIが1.0を上回って(予算内)おり,「費用が超過した」という条件と合致しません。
② ✖️ 初期段階でSPIが1.0を下回って(遅延して)おり,「当初は計画を上回るペースで開発が進んだ」という条件と合致しません。
③ ⭕️ 条件と矛盾しません。ただし,EVが不明であるため,「当初計画を上回るペースで開発が進んだ」かどうかは,このグラフからはわかりません。
④ ✖️ 初期段階でEVがPVを下回って(遅延して)おり,「当初は計画を上回るペースで開発が進んだ」という条件と合致しません。
⑤ ✖️ BACが常にEACを下回って(予算内)おり,「費用が超過した」という条件と合致しません。