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技術士第一次試験専門科目 建設部門 平成26年度 Ⅲ-32

 山岳トンネルの支保工に関する次の記述のうち,最も不適切なものはどれか。

① 吹付けコンクリートは,トンネル壁面にコンクリートを面的に密着して設置する支保部材であり,その機能は掘削に伴って生じる地山の変形や外力による圧縮やせん断等に抵抗することにある。

② 吹付けコンクリートの品質としては,掘削後ただちに施工し地山を保持するための初期強度,施工中に切羽近傍でのトンネルの安定性を確保するための早期強度を有する必要があるが,一般的に長期強度及び耐久性は必要としない。

③ ロックボルトは,トンネル壁面から地山内部に穿孔された孔のほぼ中心に定置された鋼棒等の芯材,芯材を孔の周囲の地山と一体化するための定着材及び頭部で芯材と吹付けコンクリート等とを一体化するためのプレートとナットから構成される複合部材である。

④ ロックボルトの支保機能は,亀裂の発達した中硬岩や硬岩地山では,主に亀裂面に平行な方向あるいは直角な方向の相対変位を抑制すること,また,軟岩や土砂地山では,主にトンネル半径方向に生ずるトンネル壁面と地山内部との相対変位を抑制することにある。

⑤ 鋼製支保工は,トンネル壁面に沿って形鋼等をアーチ状に設置する支保部材であり,建込みと同時にその機能を発揮できるため,吹付けコンクリートの強度が発現するまでの早期において切羽の安定化を図ることができる。

 

答え

      ②

解説

① 吹付けコンクリートは,トンネル壁面にコンクリートを面的に密着して設置する支保部材であり,その機能は掘削に伴って生じる地山の変形や外力による圧縮やせん断等に抵抗することにある。
適切です。

② 吹付けコンクリートの品質としては,掘削後ただちに施工し地山を保持するための初期強度,施工中に切羽近傍でのトンネルの安定性を確保するための早期強度を有する必要があるが,一般的に長期強度及び耐久性は必要としない。
XXX

③ ロックボルトは,トンネル壁面から地山内部に穿孔された孔のほぼ中心に定置された鋼棒等の芯材,芯材を孔の周囲の地山と一体化するための定着材及び頭部で芯材と吹付けコンクリート等とを一体化するためのプレートとナットから構成される複合部材である。
適切です。

④ ロックボルトの支保機能は,亀裂の発達した中硬岩や硬岩地山では,主に亀裂面に平行な方向あるいは直角な方向の相対変位を抑制すること,また,軟岩や土砂地山では,主にトンネル半径方向に生ずるトンネル壁面と地山内部との相対変位を抑制することにある。
適切です。

⑤ 鋼製支保工は,トンネル壁面に沿って形鋼等をアーチ状に設置する支保部材であり,建込みと同時にその機能を発揮できるため,吹付けコンクリートの強度が発現するまでの早期において切羽の安定化を図ることができる。
適切です。