技術士試験ナビ

技術士試験対策・テキスト・過去問題解説を発信します。

技術士第一次試験専門科目 建設部門 平成28年度 Ⅲ-9

 我が国の道路橋に関する次の記述のうち,最も不適切なものはどれか。

① 道路橋は,建設後50年以上経過する施設の割合が,今後20年間で加速度的に高くなる見込みであり,戦略的に維持管理・更新することが求められる。

② 橋梁の床版は通行車両を直接支持し,床組・主構造に荷重を伝達する部材であり,その損傷は車両の走行性に大きく影響する。

③ 耐震設計上有利となるだけでなく,橋梁全体の振動や伸縮装置部の衝撃音を緩和できることから,単純桁の連続化が行われる。

④ 建設に要する初期コストだけでなく,維持管理,架け替えを含めたトータルのコストをBMS(Bridge Management System)という。

⑤ 伸縮装置に段差,破損,はがれ,亀裂などが発生すると,衝撃音の発生や走行性に悪影響を与える。

 

答え

      ④

解説

① 道路橋は,建設後50年以上経過する施設の割合が,今後20年間で加速度的に高くなる見込みであり,戦略的に維持管理・更新することが求められる。
適切です。

② 橋梁の床版は通行車両を直接支持し,床組・主構造に荷重を伝達する部材であり,その損傷は車両の走行性に大きく影響する。
適切です。

③ 耐震設計上有利となるだけでなく,橋梁全体の振動や伸縮装置部の衝撃音を緩和できることから,単純桁の連続化が行われる。
適切です。

④ 建設に要する初期コストだけでなく,維持管理,架け替えを含めたトータルのコストをBMS(Bridge Management System)という。
トータルコストは,LCC(Life Cycle Cost)といいます。
BMSは,橋梁の長寿命化計画のことです。

⑤ 伸縮装置に段差,破損,はがれ,亀裂などが発生すると,衝撃音の発生や走行性に悪影響を与える。
適切です。